第12回 FIDO東京セミナー

今年に起こった多くのセキュリティインシデントや情報漏えいのニュースを見るたびに、
「もうパスキー(Passkey)の導入は避けられないよな…」と日々感じていました。

ちょうどその頃、2か月ほど前から購読している FIDOアライアンスのニュースレター で、
「第12回 FIDO東京セミナー 〜パスワードのいらない世界へ〜」の開催告知が届き、
これは行くしかない! と申し込み、2025/12/5 に参加してきました。

社内システムの“マジックリンク”は便利だけど課題も多い

自分の会社では、社外から接続する際の認証手段としてパスワード+ マジックリンク を導入しています。ただ、やはり現場からは「手間が多くて面倒」という声も正直あります。

  • メール遅延があるとログインできない
  • スマホの通知が埋もれると見逃す

こういった小さなストレスが積み重なるのが現実です。

その点、パスキーはプライマリ認証として非常に優秀
生体認証 or デバイスPINだけでサッとログインできるので、
ユーザー体験(UX)の改善効果がかなり大きい。

そして、既存のマジックリンクは セカンダリ認証(二段階認証) に回せば、
これまで構築した仕組みも無駄にならず、そのまま活かせます。
これは今回のセミナーを通して改めて強く実感しました。


📚 セミナーで印象に残ったこと

今回のFIDO東京セミナーは、パスキーの仕組みを説明するだけでなく、
「アイデンティティの登録 → 利用 → 管理 → 廃棄」までのライフサイクル全体をどう扱うか
という“本質的なテーマ”が随所に盛り込まれていました。

特に印象的だったポイントは以下の通りです。

● パスキーを導入すれば終わりではなく、運用の設計が重要

  • ユーザーのデバイス変更
  • 紛失時の再登録フロー
  • ソーシャルエンジニアリング対策
  • クロスプラットフォームでの認証ローミング
    こういった部分をどう設計するかが、実は一番難しい。

● 金融・行政など“高セキュリティ領域”でも採用が進んでいる

「本当に安全なの?」という疑問を持つ人も多いですが、
むしろパスワードより圧倒的に攻撃耐性が高いことが改めて理解できました。

● パスキー普及のカギは“ユーザー体験”

セキュリティ強化はもちろんですが、
「ログインが快適になる」というメリットがとても大きい。
利用者目線の改善が普及の推進力になっていると感じました。


✨ セミナーを受けて感じたこと

こういった専門セミナーに参加すると、毎回そうなのですが…
今回も例に漏れず めちゃくちゃ意識が高まった 1日でした。

  • パスワードの限界
  • パスキーの現実的な運用
  • 企業(特に中小)の導入ステップ
  • 自分の業務や自社プロダクトでの応用

いろいろな視点が整理され、
「これはもう早めに取り組むべき領域だな」と強く確信しました。

社内システムの刷新を検討している今だからこそ、
今回の学びはすぐに活かせる内容ばかりで、参加して本当に良かったです。

第12回 FIDO東京セミナー  ~パスワードのいらない世界へ~ | FIDO Alliance